2.基本能力養成のそろばん
10級に始まり1級・段位に至るまで、数々の試験があります。
進級する為には、それぞれのレベルの問題で合格点を取らないといけません。
各問題に対して、一科目最低10分は集中して問題に取り組みます。
正確に計算して良い点を取ろうとする事により、集中する能力が養われるのです。
また集中力は様々な事にも大変役立つことでしょう。
学校の勉強もスポーツにおいても集中力は大きな武器になるでしょう!
ひとつひとつ級が上がる事で自分の努力の跡が、子どもにもはっきりと分かります。
それぞれのレベルで目標を持って努力する事の大切さの中から、
合格した時の達成感やまた喜びを感じる事も大切です。
現代の子どもに欠けている部分のひとつとして忍耐力が挙げられます。
そろばん・キータッチでは手のまた指先の一点を使用して集中します。
そして一定の時間内は緊張感を保ちつづける必要があります。
毎回10分間の科目をこなしていくうちに自然と忍耐力がつきます。
根気のいる作業ですが、その根気こそ今子どもに欠けている能力を補う事になります。
またそろばんでは、学年に関係なく練習をしています。
上級生といっしょに学習する事で尊敬や信頼感を感じたり、
お兄さんやお姉さんになって、下級生の面倒を見てあげたりしています。
同じ学年ばかりではなく、人間関係に広がりが出るのも大きなメリットです。
レクリエーションなどで学年に関係なく遊ぶ事が出来ようになり、
個人技であるそろばんですが、団体行動の基本を覚える事も出来ます。